小学校英語の倍増

2020年度から始まる学習指導要領の審議案に、小学校英語の倍増が盛り込まれたようです。でも、他教科の時間を減らすことができないため、限度とされる勉強時間を越えてしまいます。

・英語の倍増をあきらめるか、
・総授業時間を増やすか、
・他教科の時間を減らすか、
のいずれかとなりそうです。

「他教科を英語で学ぶ」という私の提唱案もありますけどね^^;
朝日新聞記事http://www.asahi.com/articles/ASJ7W41RCJ7WUTIL01P.html

英語で各教科を学ぶこともする国

非英語ネイティブの国を大きく「英語を学ぶだけの国(日本や韓国)」と「加えて英語で各教科を学ぶこともする国(シンガポールやフィリピン)」に分けることができるかもしれません。

韓国は今、日本より英語力が相当高く、TOEICでは100点以上高い点数を取っています(以前は日本のほうが100点近く高かった)が、それでも、日本同様、諸外国の中で英語力が高いほうとは言えません。

一方、シンガポールやフィリピンでは、勉強はすべて英語で行っています。これらの国では英語力が高くなっています。

英語は「道具」で、道具を使わずに、道具を学ぶことに終始していては英語力は伸びないのかな、と感じます(英語力の高いノルウェーやオランダの背景は分かりませんが)

*英語力については、非ネイティブスピーカーの実際的なビジネス英語能力を国別に評価するBEIを参照しました。
http://10rank.blog.fc2.com/blog-entry-213.html

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で」(水村美苗著)をご存知でしょうか。英語の世紀となった現状を巧みな表現で描写する興味深い本です。小林秀雄賞を受賞されています。

中に、私が衝撃を受けた記述があります。
引用

優れたバイリンガルが充分な数で存在するのは、この先日本にとって絶対に必要なことである。そして、それには少数の<選ばれた人>を育てる以外には実現のしようがない。人はさまざまで、優れたバイリンガルなどにみながなりたいわけではない。また、なれるわけでもない。しかも、そのような人材を育てるには、国費私費にかかわらず、たいへんなお金がかかる。
すべての国民に同じ英語教育を与えている限り、そのような優れたバイリンガルは絶対に育たない。また、市場の力に任せておいても、そのような優れたバイリンガルは充分な数、絶対に育たない。国策として、少数の<選ばれた人>を育てるほかはないのである。

ここまで引用

幼いうちに選定されていいわけがないと思いました。また、ただでさえ子ども世代は少数派なのに、さらに少数先鋭では、日本の経済を支えられると思えません。これを読んだ時の衝撃が、署名活動につながっています。

英語でスピーチしました。ひょえ~。

speech長男が通うセブの学校の全校生徒(小1~中2)の前で、日本食に関するスピーチをしました。もちろん全部英語です。ひょえ~。

依頼を受けた時はびっくりして「無理!」と応えたのですが、我が子に挑戦することの大切さを伝えている身としては断るわけにもいきませんでした。。

◎内容
・日本人が世界で最も長寿であること。
・その理由の一つは、栄養バランスのとれた和食と思われること。
・和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたこと。
・「まごわやさしい」について。
・キャラ弁紹介。

質問タイムには、まごわやさしいになぜ牛肉や卵が入っていないのか、日本人はみな食事に気を使っているのか、などを聞かれました。いや~、鍛えられましたわ。

パーシャル(部分的)イマージョン教育

「全国の自治体に英語で教育する公立学校を設置してください!」として署名活動をしていますが、署名してくださった方から、パーシャル(部分的)イマージョン教育を行っている「公立」中学校が渋谷区にあることを教えていただきました。なんと、公立ですよ!
http://academic1.plala.or.jp/shoto/feature_english.html
必要性から、日本の英語教育は少しずつ進んでいます。でもその速度が、世界や日本の情勢に比べて遅すぎると感じます。